くせげブログ

くせげブロガーの住本大輔です。好きな悪魔はカシミールナポレオンとDark=Kocangです。

【ゲームブック】君は海外のレストランでメニューに"SAKE"の文字を見つける。注文してもいいし、しなくてもよい。

うだるような暑さのなか

足で見つけた良さげな店。

 

人通りの多いメインストリートから一本入った路地に、
白を基調にした新しく清潔な外観の店が建つ。

 

2階はテラスになっていてちょっとしたパーティもできるようだ。

 

ここなら屋台とは違って、
なんだか濁った水を使いまわして食器を洗ったりもしてない。
安心だ。


いい。

 

入店して座る場所を探す。


客はまばら。
テーブルとソファー席があるようだ。

 

さぁどこに座る?

 

さぁどこに座る?

 

A:壁際のソファー席


B:TVの見えるテーブル席


C:店員さんが案内してくれるのを待つ


D:犯人は……ぼくだ。

 

壁際のソファー席

 

壁際のソファー席に座ろう。


ここならゆったりできるし、
店の全体が見渡せて楽しそうだ。
急にテロリストがやってきても
すぐに気づいて行動できるぞ。

 

いや、これは中2ゴコロからくるやつじゃなくって
ホントにそうなのだ。


そういうことを常に想定しておくのが、
海外でうまく生きていくのに大事なのだ

 

店員がメニューを持ってくる。

さぁ何を頼むか。

 

ほうほういいじゃないか。


流石に日本の料理とは違うが、
写真付きのメニューを見ているだけで食欲がわいてくる。

 

このチキンウイングなんかいいんじゃないか?
それだったらビールがあれば最高なんだが……あった。

 

これはもう注文する前から再来訪決定だ。
頭の中の軍師がそうささやいている。

 

であれば、とりあえずビールに、チキンウイングに、
あと1品軽いものがあれば……おお、春巻きがある。


これで決まりだな。

 


A:ビールと、チキンウイングと、春巻きで!


B:やっぱりトムヤムヌードルとビールで


C:おおっ! "SAKE"がある! "SAKE"!

 

ビールと、チキンウイングと、春巻きで!

「ビールと、チキンウイングと、春巻きで!」
「チキンウイングと春巻きは品切れです。」
「(ええー!)」

 

ま、まあこういうことはままある。
慌てず別の料理を選べばよいのだ。


ただし、あくまでスムーズに、コンセプトは変えずに。


「それじゃあ、ツナサラダとかラムステーキは?」
「品切れです。」
「(ズコー!)」

 

メニューを選びなおす

 

やっぱりトムヤムヌードルとビールで

 

「じゃあトムヤムヌードルとビールで」
「OK!」

 

運ばれてくるビールとトムヤムヌードル。


トムヤムは日本人のぼくには刺激的すぎる辛さ。


すっきりした味わいのビールは口の中をきれいに洗い流し、
トムヤムの次の一口をまた新鮮な気持ちで味わわせてくれる。


慌てた結果、微妙な注文をしてしまった。


惨敗である。

 

 

BAD END イケてない注文

 

エンドロールへ

 

 

おおっ! "SAKE"がある! "SAKE"!

「SAKE! SAKEもってこーい!」
「そのメニューは全国版のメニューで、この店舗には置いてないんです」
「ええー! そんなことってあるのー! びっくらぽーん!」

 

 

メニューを選びなおす

 

 

TVの見えるテーブル席


「TVの見えるテーブル席がいいかな。」

 

正面にTVの見える席に座る。
ちょうどアニメをやってる


NARUTOが知らない国の言葉でしゃべってる。

 

「へぇー、日本のアニメってやっぱり人気なんだな」

 

できることならアニメをチラ見しながら
優雅にお食事と行きたいところだったのだか
そうは問屋がおろさないらしい

 

向かいの席にはカップルが座っているのだ
それの何が問題かって?

 

普通に座ってるならいい。
横並びでカップル座りをしているのだ

 

ナルトが必殺技を出すたびに
カップルとチラチラ目が合う。

 

「RA☆SE☆N☆GAAANー!」
チラッ

 

「DA☆TTE☆BA☆YO!」
チラッ

 

なんだこの居づらさは。

 

「昨日の2次会なんで来なかったの?」
「え、2次会なんてあったんだ……」
って時くらいの居辛さ。

 

同様のせいか、注文も散漫に。


向かいのカップルと注文が被る
アイスクリームをサイドに持って、
クマさんの形にしたかき氷は
一人で食べるには多すぎる

 

 

 

BAD END 腹をこわす

 

 

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食べ続ける

 

食べ続ける


「やあ!君には一人にもかかわらずクマさんを注文してくれたんだね!うれしいよ!」


「クマさんがしゃべった!」


「そんな君のために僕が恋のキューピッドになってあげよう!」


「ええっ! そんなクマさんやさしい!」


「紹介するよ。僕の友達でとってもかわいい女の子なんだ!」


「きゃークマさーん!」

 

 

 

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「うわーぁ! もっふもふ! もふ! もっふもふふふふふふふぅ……」

 

 

 

 

エンドロールへ

 

 

店員さんが案内してくれるのを待つ

 

今は混んでないけど、そのうち混みだすかもしれない。


そんな時にひとりで4人掛けのソファーになんか座ってたら

居心地が悪くってしょうがない。


どのくらい居心地が悪いかというと、
間違って弟の結婚式の二次会に参加するくらい居心地が悪い。

 

ここはおとなしく店員さんが案内してくれるのを待とう。

 

・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・

 

いくら待っても店員が出てこない。


足は棒になる。
棒はだんだん硬さを増し、
石へと変化する。

 

そのうちに店は閉店。
あなたはちょっとした待ち合わせスポット扱いをされることになる。

 

長い年月が経ち、
体は風化してくるが
股間だけはやたら触られ続けたせいで
今もツルッツルだ

 

 

最初からやりなおす

 

 

犯人は……ぼくだ。


犯人は……ぼくだ。

 

何を言っているのだ。
どこに座るか考えよう

 

どこに座る?

 

 

 

エンドロール

 

 


原作

 

「地の利」が無い海外での『ひとり飯』に野武士、困惑。(はてなブログ)

 

 

 


脚本

 


すみもと

 

 

 


監督

 


すみもと

 

 

 


製作


くせげ・プロダクション

 

 

 

 

END

 




 

 




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思いつきで作ってみました。
いろいろ遊びたい。流行れ。

バグなどがありましたらお知らせください。

 

A:もういちどはじめる

B:かわいいクマさんを探す

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